現在東村山市を中心に、清瀬を含め6市の市民が協力し、「自分らしく産み育てる」をキーワードに、産院・助産院のガイドブックをつくっています。そこで清瀬市にある「子育て支援団体NPOウイズアイ」の活動を見学しました。
「ウィズアイ」は平成7年に東京都から委託を受けた妊産婦・新生児訪問指導をしていた保健師・助産師が、お母さん達の子育ての不安や思いを受け止め、ボランティアで母乳育児推進の「おっぱいママの会」、地域で助け合いながら子育てができるように「子育て連続講座」などを行ったのが始まりです。知り合いもなく孤独で不安なお母さんたちが仲間を作り、活き活きと子育てをする手助けをしてきました。平成5年からは、参加者の声の力で市からの委託を受け、念願だった保育付きの「双子・年子の会」「NP連続講座」などを開催することが出来ました。子育ての行き詰まりの中で、お母さんたちに自分自身を見つけてもらう時間を提供できています。
私たちが見学したべビオイルーマッサージ講座には、初めてのお子さんを連れたお母さんたちが集まり、ゆったりとした親子のふれあいを楽しんでいました。終わったあとでも、主催者の助産師や保健師などに様々相談する人、また仲良くなったお母さん同士で、悩みを打ち明けあったり情報交換をしたりと、いつまでも話は尽きない参加者たちでした。育児に不安を持つお母さんたちの大切な憩いの場となっているようです。