10月29日生活クラブ生協「国分寺デポー」で開かれたワーカーズの学習会に参加しました。ワーカーズ・コレクティブとは共同組合の精神に基づいて、雇われるのではなく一人一人が出資し対等な立場で自主的に自己決定して責任を持つ働き方であり、地域の生活を充実させるために必要な機能を担う“非営利”の市民事業で、コミュニティビジネスのひとつです。これは20年位前に欧米の働き方を取り入れて始められ、今では「日本版ワーカーズ・コレクティブ」が市民事業のひとつのモデルとして、世界的に評価され始めているそうです。
参加者はいつもの生活クラブ生協のイベントとは違い、20代の男性や女性、ご夫婦での参加など多岐にわたる20名余り。現在失業中の若い青年は職探しに、若い女性は自分の技術を生かす場を求めて、若いご夫婦は今の保育の仕事で地域に根ざした働き方を探して、すでにワーカーズで働いている人は、知らないで働き始めたがきちんと知りたくて。また現在定職についている人は、定年のない働き方をしたい、または今までと違う働き方をしたいなど、さまざまな理由で多くの人が参加していました。
高齢化社会が進む中で、これからは高齢者も障害者も男性も女性もみんなで働いていく社会になるといわれています。そのような社会の中で、定年のない「ワーカーズ」という、雇われるのではなく働き方も自分で選ぶかたちは、これからの社会の新しい働き方だといわれています。