寄稿 住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会

清瀬市の図書館が6館から2館に削減されます。
昨年6月から「これからの清瀬の図書館を創造する会」という市の会議が3回開催され、11月に「清瀬市立図書館サービス基本方針(素案)」が公表されました。内容はすべての市民が利用しやすい図書館サービス基盤の整備として宅配サービスの開始、子どもたちの読書の楽しみを広げるサービスの提供、サロンの設置、新聞・雑誌コーナーの拡充。そして6館体制を見直し、市民の期待に応えた図書館を目指すという内容でパブリックコメントが行われた結果、1件も市民からの意見はありませんでした。しかしその後、地域図書館の閉鎖、指定管理者制度導入、閉架図書などの問題が明らかになりました。
それを受け今年の3月議会に図書館設置条例改定案が提案され、4つ(元町子ども図書館、下宿、野塩、竹丘)の地域図書館の廃止とともに指定管理者制度導入が明らかになりました。約半月で3920筆も集まった図書館の存続を求める署名付きの要望書を提出したにもかかわらず、条例は可決され、6月議会でも市民から図書館の充実・発展の提案に関する請願が否決されました。
これだけ地域図書館廃止に反対する声があるにもかかわらず、このような決め方でいいのでしょうか。継続審査にもせず推し進める強硬な姿勢に疑問を感じます。そのため、市民が直接決める住民投票で市民の意思を確認すべきと考え、有志で「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」を立ち上げました。
住民投票は、市政の重要な政策について、市民が賛否両論に耳を傾け、直接の投票によって意見を反映させる「直接民主制」の制度です。
住民投票の手順は、市民有権者の1/50以上の署名を1か月以内に集め、市長に提出します。その署名は「受任者」と呼ばれる市の選挙管理委員会に登録した人だけが集めることができます。そのため、たくさんの受任者が必要となります。選挙管理委員会が署名の有効性を審査し、有効であれば市長が意見を付けて議会に提出します。市議会で可決されれば、住民投票条例が制定され、選挙と同様投票場での投票となります。
今まで人任せで何とかなるだろうと思っていました。しかしそれではいけない状態です。一人一人が意識をもって市政に関わっていくことが必要だと思います。
詳細はYouTubeきよせの会、@yumearutoshokanでご確認ください。