多様性のある柳瀬川!再発見!

水辺の調査から・・・

 7月25日7時集合!
恒例の『水辺の調査』が無事終わりました。
なぜこの時間なの?と聞かれるのですが、「涼しい内にやりましょう」と言う以外ありません。夏は暑いのです!特に今年の夏は暑いので参加の皆さんからも好評でした!
空堀川、柳瀬川の各ポイントで水質調査を終えてから、金山橋の下に7時集合ですから、6時ごろには家を出発する人もいるのですが、美味しいスイトンが待っているなんて思いながら、朝から元気いっぱいです。
この日の朝の水温は23度。水の様子は「澄んでいて流れが速い」という状況。アンモニウム態窒素・亜硝酸態窒素・硝酸態窒素・リン酸態リンは基準値未満でしたが、化学的酸素要求量(COD)は基準を大きく上回っていました。原因は畑に使用される化学肥料によるものと、“川作りの会”の宮澤さんが説明してくれました。川作りの会は長年に渡って毎月、定点での水質調査を実施してるので、変化の原因も予測がつくのです。
 川辺の植物ではシラカシ・ヌルデ・クズ・カゼクサ・ヨモギ・ナガバノギシギシ・セリ・ツルヨシ・ムラサキツルクサ・オオマツヨイグサ等等が見られ、昆虫はオニヤンマ・シオカラトンボ・イトトンボ・ハグロトンボ・アメンボ・ショウリョウバッタ・コオロギ・ミンミンゼミの声が聞こえました。鳥では、ムクドリ・カルガモ・ヒヨドリ・ハクセキレイ・スズメ、カワセミは確認することは出来ませんでしたが、営巣が確認されていて、写真に写そうと土曜・日曜には、趣味のカメラマンがやって来ています。
子どもたちのタモ網には、どじょうやザリガニ、沼えび等が入って、楽しいひと時となりました。
 
 この日は日曜日ということもあり、川原には既に家族連れが何組も集まっており、7時過ぎには川に入っていたことには驚きました。以前に比べきれいになった柳瀬川ですが、CODの値が高い状況では、川の水を飲んだりすると良くない訳ですから、心配にもなりました。
農業生産のためには肥料を撒く必要があり、それが雨等で川に流入してしまう現実がある一方、子どもたちが川で遊ぶということの折り合いの付け方が、本当に難しい問題です。