新成人アンケート2014

今年は華やかさの中にもちょっと落ち着きのある振袖が多かったような

今年も1月12日、清瀬市での成人式の際、新成人のみなさんに意識調査のアンケートをお願いしました。今回は36名の方々にご協力いただきました。(アンケート結果は下記に)

今年もみなさん、とてもまじめに答えて下さっていたのが印象的でした。

設問の中では特に、「国民年金保険料を納める」は全員が「Yes」で、すでに納めているという方ももちろんいました。

原発」については、「稼働しない方がいいけれど、電気料金がどんどん高くなっているし・・・」と、現状を認識し、自分のこととして考えている姿勢を感じました。

18歳から選挙権を」については、Yesは3割しかありませんでしたが、理由を聴くと20歳からで十分だから、や投票したい人だけできればいいんじゃないかと、いう意見がありました。実際に16歳からの選挙権を申請式で認めている国もあるので、今後こういう方式も含めて選挙権の年齢の引き下げを考える必要があると考えます。

立候補して政治にかかわりたいか」という項目は、Yesが2割で、原発のことをはじめとして、「政治的」と思われることを普段から友達と話したりしているようすで、大人世代より関心が高いのではないかという印象でした。

労働基準法」については、労働に関する法を学ぶ機会がないのではないかと思い、質問してみました。7割の方が知っているということで少し安心しましたが、これから本格的に働く方にはぜひ自身を守るために知っておいてほしい法です。

キャリア教育を受けた」という項目については、Yesは2割しかありませんでした。ただ、職場体験も該当することを話すと、覚えているということでしたので、目的が明示されないまま授業が行われていることもあるのではないかと感じました。

奨学金の利用率は思ったより少なかったですが、心配していた卒業後の支払年数や、総額については認識している方が多かったのでほ安心しました。ただ、働き始める前にすでに数百万のローンがあるという状況が、その後の生活にどのような影響を与えているのか気になるところです。

「近頃の若者は・・・」ということがいつの時代も聞かれますが、今の若者はとてもしっかりしていて冷静に現実を見極めているように感じました。すでに厳しい世の中に生きている新成人たち、この世代の意見がきちんと活かされるようにしていく必要があると改めて感じたアンケート調査でした。

2014 新成人アンケート
Yes N0
1 選挙権は18歳から 30% 70%
2 原発はいらない 62% 38%
3 労働基準法を知っている 72% 28%
4 立候補して政治家になりたい 20% 80%
5 国民年金を納付する 100% 0%
6 キャリア教育を受けた 20% 80%
7 奨学金を利用している 30%  

 

前代理人も一緒に